私は独身時代のとある時期、デートを仮説検証の場として使っていました。
デートは向こうに楽しんでもらえたら勝ち。
うまくいったデート中の会話を振り返り、How to化していました。
今回は、いくつかの方法の中でも「誰にでも」応用できて、「好印象」を与えることができる会話術を紹介したいと思います。
テーマは『時制』です。
懐かしいですね。学生の頃の英語の授業を思い出します。
一見、会話術と全く関係ないように見えますが、覚えてしまえばあら簡単。
恋人でも、気になる相手でも、初対面の婚活相手でも、さらに仕事の場面でも使える万能な方法です。
デートをうまく乗り切り、彼との関係を深めましょう。
- デート中の気遣い度チェック
- デート中の気遣いは必要なのか?
- 会話は「現在」を起点とし、時制を変えて相手を深堀する
- デート前に見ておくべきドラマ・読んでおくべき本
- 【番外編】仕事でも少しだけ応用してみた
デート中の気遣い度チェック
会話術の前に、今のあなたがデートにおいて、どれくらい気遣いが出来ているのか、簡単にチェックしてみます。
【気遣い度Check!】
✔︎ 相手が話している最中は相槌をしっかりする or 同意する
✔︎ 自分が褒められたことには謙遜しがちである
✔︎ 相手のグラスが空いたらすかさず次の飲み物を尋ねる or お酌する
✔︎ 大皿料理は率先して取り分ける
【気遣い度Checkの結果】
- 1個でも当てはまった方、非常に気遣いが出来ます。
- 2個以上当てはまった方、気遣いの神です。
デート中の気遣いは必要なのか?
私が考えるデートHow toでは、先ほどあげたチェック項目はいずれも不要です。
上記の気遣いを意識することで、「あなたがデートを楽しむ」、「相手のことを真剣に考える」ことにリソースを全振りできません。
また、やりすぎてしまうと恋愛対象からお世話してくれるお母さん/お父さんと錯覚されてしまう恐れがあり危険。
デート中の相手への気遣いとしての正解は、「楽しい会話」をすること。
ぜひ次で紹介する会話術を実践して、あなたが「楽しいデート」に仕立てましょう。
会話は「現在」を起点とし、時制を変えて相手を深堀する
一般的に、デート中の会話はお互いの「直近の状況」を探ることから始まります。
- 最近、仕事はどう?
- 週末は何してるの?
これらは決まり文句のようなもので、そこから話が広がればラッキーだし、ふーんとなれば次の話題に移るだけ。
運良く会話が盛り上がり「じゃあ今度、XXに行こう!」と次の約束を取り付けられたら良いものですが、そううまくはいきません。(約束したくない場合もあります)
そんな時、この話題からあっさり撤退するのではなく、もう少し相手を深堀してほしい。
そこで使うのが「時制」を変えた会話術です。
ひとつの話題について「現在」の状況を探り、「過去」「未来」と相手から話を引き出しましょう。
【彼の趣味がサッカーだったら?】
例えば趣味の話をしており、彼がサッカー好きだったとします。
- 【過去】子ども/学生の頃からサッカーが好きなの?
子ども/学生の頃はサッカーの他にどんなことが好きだったの? - 【未来】これからもサッカーを続けたい?
サッカー以外にこれからやってみたいことはある?
時制を変えるだけで、ひとつの話題から最低4つ以上の質問ができます。
また、ここから派生して、家族の話・友人の話にも展開できそうですよね。
なおかつ、時制を変える会話術はメリットがたくさんあります。
【時制を変える会話術のメリット】
- 相手の人生を網羅的に知ることができる
- 発言数が少なくても、会話の主導権を握ることができる
- ひとつの話題を深ぼるので、質問攻めにしていると思われにくい
すでに数回デートを重ね、知っている間柄であれば「過去」「未来」を重点的に聞きながら、相手の価値観や物事に対する考え方を尋ねましょう。
一方で、初めてのデート等あまり相手のことを知らない状態であれば「現在」の状況を確認、「過去」「未来」と広げてたくさんの相手のことを知るようにしましょう。
デート前に見ておくべきドラマ・読んでおくべき本
「結婚できんじゃなくて、しないんです」
アラフォー美人女医が婚活するドラマです。
時間がない人でも、「第1話だけ」は絶対に見てほしい。
第1話をみてからデートに行くのと、見ずに行くのとでは、結果が変わるはず。
デートの事例もでてくるので、絶対に見て。(見てくれるように念を送ります)
「スパルタ婚活塾」
「結婚できないんじゃなくて、しないんです」の原作となった本ですよね。
使えるエッセンスが盛りだくさんでした。
全てが正解というわけではないので、自分で取り入れたいと思うものだけ実践することがおすすめです。
【番外編】仕事でも少しだけ応用してみた
私は仕事場におけるクライアントとのカジュアルな会話にもこの方法を使っています。
現在の仕事の話をきっかけに会話を始め、クライアントの経歴、これから関わっていきたい仕事等を伺ったりもします。
そうすることで、クライアントの仕事に対するスタンスを知ることができ、私から働きかけるアクションを工夫することができます。
会話の量が増えると親密度も高まるので、仕事もしやすくなりますしね。
スモールトークは大切です。
少しでも「楽しく」「安心して」コミュニケーションをとるために、この会話術を活用していただけたら良いなと思います。
恋愛でも仕事でも、あなたの周りに良い人間関係が広がりますように。
【今日の勇気がでる一言】
Take your hats off to the past, but take your coats off to the future.
過去には帽子を脱いで敬意を表し、未来には上着を脱いで立ち向かいなさい。
- クレア・ブース・ルース